見通しの良いナースステーション

老人性痴呆症とは

 痴呆症になると、日付や場所がわからなくなったり、家族の顔を忘れるといった症状がでてきます。人格が変わったようになったり、被害妄想や幻聴、うつ状態などの精神症状も出てきます。また、徘徊や不潔な行為をするなど、異常な行動をとることもあります。
 痴呆症は、脳の中の病的な変化によって起こるもので、日常生活や対人関係に支障が起こります。そのため、自立的な生活が困難になってくるため、日常生活の介助が必要になってきます。
 痴呆症の診断と治療のためには、これまでの患者さまの経過をご家族から詳しく問診したり、患者さま本人に対して心理テストや検査を行います。

老人性痴呆疾患治療病棟

 老人性痴呆症が進行してくると、妄想などの精神症状や徘徊や不眠、夜間に大声を出す夜間せん妄などの問題行動のために、自宅での生活がむずかしくなってきます。
 こうした老人性痴呆症の患者さまに対して、短期集中的に精神科的な治療と手厚いケアを行うために設置された施設が、老人性痴呆疾患治療病棟です。当院には、患者さまが迷子にならないための目印もあり、ナースステーションにはモニターを設置しており、安全には、細心の注意をはらっています。施設の面 積や構造、看護・介護職員の人数などが、厚生労働省によって定められています。

 

 

談話室
リハビリ室

ナースステーションの前の廊下は、手すりを利用する歩行訓練にもゆったりです。
病室はわかりやすく花の名前がついています。

手指の感覚を取り戻せるように作業療法士がサポートしています。

痴呆症の看護と リハビリテーション

ご家族の方は痴呆があるというだけで、お年寄りへの接し方をなおざりにしては、いないでしょうか。記憶などの知的な機能は衰えていますが、感情は普通 のお年寄りとほとんど変わりません。お年寄りの人格を尊重した態度で接することが必要です。
 痴呆症のお年寄りでも身の回りのことなど、できることがいろいろあります。本人ができることを増やしていけるように援助し、本当にできないことだけを手助けします。
 患者さまがこれまで生きてきた人生を振り返って、ご自分の興味のある話題を6〜7人のグループになって話し合う回想法や、歌を歌ったり楽器を使う音楽療法などのリハビリテーションを行います。患者さまが持っている虚構の世界を安定させ、現実の世界と交流できるようにするのです。


独立した生活機能訓練室では、痴呆症の患者さまのレクリエーション(あそびリテーション)などを行います。
回想法
回想法

入所・家庭復帰訓練室は、患者さまとご家族が一緒に寝泊まりする施設です。

入所・家庭復帰訓練室

 老人性痴呆疾患治療病棟は、痴呆の患者さまが日常生活を送れるように、援助するのが目的の病棟です。精神症状や問題行動が落ち着いてきたら、ご家族の方とご相談しながら、患者さまがどこで生活していくのか決めていくことになります。
 退院して自宅に戻る場合には、患者さまとそのご家族が一緒に寝泊まりして、家庭復帰のための訓練を行う入所・家庭復帰訓練室を利用していただきます。
 また、入所・家庭復帰訓練室で、患者さまとご家族一緒に過ごしていただくことで、病院での毎日の生活がどのように営まれているのか、ご理解いただけると思います。



最新情報保健新報診療担当医表医療相談室院内のご案内入院のご案内個人情報保護に関する当院の基本方針
求人情報交通のご案内お問合せ


トップページに戻る